CX-8の特徴
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CX-8とは?
マツダCX-8は、マツダのクロスオーバーSUV、CXシリーズのフラッグシップモデルです。車格的に国内向けCXシリーズの最上級モデルに位置しています。全長4.9mのロングボディに3列シートを備え、ミニバン的にも使用できる機能性の高いクロスオーバーSUVであり、登場は2017年というロングセラーですが年次改良を重ねており最新モデルはライバルに負けない機能や魅力と持っています。
同じマツダのCX-5は兄弟モデルで基本的なスペックはほぼ変わりませんが、ホイールベースと全長が差別化されておりCX-8はCX-5のロングモデル版ということもできます。グレード展開も幅広く特に人気が高いのがディーゼルエンジンを搭載した上級グレードです。
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CX-8の魅力
CX-8の魅力はそのデザインです。全長5mに迫るロングボディのクロスオーバーSUVですが、そのフォルムはスマートでとても洗練されておりSUVというより高級なステーションワゴン的なイメージがあります。フロンフェイスも切れ長のヘッドライトにクロームメッキで縁取られたフロン後グリルを組み合わせスポーティでありながら高級感も満点です。
またそのロングボディに実用的な3列シートが搭載されているというのも大きな特徴でクロスオーバーSUVながら車内スペースはとても広く3列目シートでも大人が座ることができるだけのサイズが確保されています。そのためミニバンのように7人乗りも設定されており、家族の多いファミリードライバーにも魅力的な一台でしょう。
さらに、走行性能にも優れているのも大きな魅力で、エンジン、トランスミッション、車体、サスペンション、ブレーキなどを最適化し、燃費性能や走行性能、安全性を向上させた「SKYACTIV Technology」を搭載することで力強く快適な走りを味わうことが可能です。
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CX-8の値段
CX-8の車両価格は以下のようになっています。エントリーモデルは3,000,000円を切る2,994,200円ですが、最高額グレードは2022年1月に新たに加わった2.5Lターボエンジンを搭載する高級グレード25Sエクスクルーシブモードでこちらは5,058,900円と5,000,000円を超える車両価格となっています。
グレード エンジン 駆動方式 車両価格 25S 2.5ガソリン 2WD ¥2,994,200 25S Smart Edition ¥3,323,100 25S BlackTone Edition ¥3,649,800 25S Sports Appearance ¥4,032,600 25S Exclusive Mode ¥4,274,600 25T BlackTone Edition 2.5ガソリンターボ ¥4,186,600 25T Exclusive Mode ¥4,822,400 XD 2.2Lディーゼルターボ ¥3,377,000 XD Smart Edition ¥3,705,900 XD BlackTone Edition ¥4,032,600 XD Sports Appearance ¥4,415,400 XD Exclusive Mode ¥4,657,400 25S 2.5ガソリン 4WD ¥3,230,700 25S Smart Edition ¥3,559,600 25S BlackTone Edition ¥3,886,300 25S Sports Appearance ¥4,269,100 25S Exclusive Mode ¥4,511,100 25S Grand Journey ¥3,999,600 25T BlackTone Edition 2.5ガソリンターボ ¥4,423,100 25T Exclusive Mode ¥5,058,900 XD 2.2Lディーゼルターボ ¥3,613,500 XD Smart Edition ¥3,942,400 XD BlackTone Edition ¥4,269,100 XD Sports Appearance ¥4,651,900 XD Exclusive Mode ¥4,893,900 XD Grand Journey ¥4,382,400 -
CX-8の基本装備
CX-8はエントリーモデルでも装備は充実しています。エアコンは全車広い車内に対応した3ゾーン対応フルオートとなっています。またセンターディスプレイも全車標準でSDカードを追加することでナビ機能を追加することが可能です。
軽量・高剛性・安全ボディ“SKYACTIVBODYには電子制御制動力配分システムやダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム、トラクション・コントロール・システムにヒル・ローンチ・アシスト、ブラインド・スポット・モニタリングなども標準です。
ホイールは全グレードアルミホイールが装着されますが、エントリーグレードは17インチ、上級グレードは大径の19インチとなっています。
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CX-8の走行性能と安全装備
CX-8には2.5Lガソリンエンジンと2.5Lガソリンターボ、そして2.2Lディーゼルターボという3タイプのエンジンが用意されています。それぞれのスペックは2.5Lガソリンエンジンが140kW(190PS)/252N・m(25.7kg-m)で2.5Lターボが169kW(230PS)/420N・m(42.8kg-m)。そして2.2Lディーゼルターボが147kW(200PS)/450N・m(45.9kg-m)となっています。
2.5Lガソリンエンジンでも十分なパワーがありますが、車重のあるCX-8であれば、2.5Lターボやトルクの大きな2.2Lディーゼルターボのほうが余裕を得られるでしょう。
CX-8はG-ベクタリングコントロールプラスというドライバーのハンドル操作に合わせて車両挙動を実現する機能が搭載されているのでハンドリングにも優れており、乗り心地も快適。さらにロングホイールベースのため高速道路でも安定した走行が可能となっています。
また安全装備も充実しており、CX-8の先進安全装備は以下のようなものが全車に標準装備となっています。
- アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
- AT誤発進抑制装置(前進時・後退時)
- スマート・シティ・ブレーキ・サポート(後退時)
- 車線逸脱警報システム
- リアパーキングセンサー
- ブラインド・スポット・モニタリング(リア・クロス・トラフィック・アラート機能付き)
- 360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)
- ハイ・ビーム・コントロールシステム/アダプティブ・LED・ヘッドライト
- サイドモニター&バックガイドモニター
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CX-8の燃費
CX-8のWLTCモード燃費は2.5Lガソリンエンジンが12.4㎞/L(4WDは12.2㎞/L)で、2.5Lガソリンターボが12.0km/L(4WDは11.6)㎞/L。そして2.2ディーゼルターボが15.8㎞/L(4WDは15.4㎞/L)となっています。やはりディーゼルターボは余裕のパワーを持ちながら燃費にも優れており、CX-8の中でも特に人気のあるパワーユニットなのも納得できます。
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CX-8のグレード
CX-8グレードは種類が多くちょっとわかりにくいところがあります。グレードとしては「ベースグレード」、「Smart Edition」、「Black Tone Edition」、「Sports Appearance」、「Exclusive Mode」があり、特別仕様車として「Grand Journey」があります。
2.5Lガソリンエンジン車と2.2Lディーゼルターボ車にはこれらのグレードが設定されていますが、2.5ターボ車は「Black Tone Edition」と「Exclusive Mode」のみの設定となっています。また特別仕様車の「Grand Journey」は、2WDが選べず、また2.5Lガソリンエンジンと2.2Lディーゼルターボのみに用意されています。
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CX-8と似ている車
CX-8はCX-5と兄弟車なのでそれらとは基本的なメカニズムが共通であり似ている車といってもいいでしょう。またCX-60も同じCXシリーズですし車格的にも似ています。
他メーカーであればトヨタのハリアー、RAV4、カローラクロス、日産のエクストレイルや三菱アウトランダーなどミドルクラスのSUVがライバルとなるでしょう。これらは価格的にもCX-8と同じクラスですが、車体サイズはCX-8がとびぬけて大きい(長い)といえます。
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CX-8が向いている人
CX-8は何といっても実用的な3列シートを備えているというのが大きな魅力です。他のSUVにも3列シートを搭載する車種はありますがCX-8ほどの実用的なスペースはなく、ほとんどがおまけレベル。家族がそろって快適に過ごせるファミリーカーとしても使えるクロスオーバーSUVが欲しいという方にはベストといえる一台です。
また、経済的でトルクフルなディーゼルターボエンジン車も設定されているのも、コスパを重視するという方にもおすすめです。ファミリーにもピッタリでなおかつスタイリッシュなSUVが欲しいという方にもおすすめです。
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まとめ
マツダの最上級クロスオーバーSUVであるCX-8は、登場からすでに6年がたっていますが現在でもライバルに負けない魅力を持っており人気が衰えることがありません。パワーユニットの種類も多く、グレードの種類も豊富で価格帯が幅広いのも大きな魅力といえます。
今まで乗っていたミニバンから、スタイリッシュなクロスオーバーSUVに乗り換えてみたいと考えている方は一度CX-8に試乗してみることをおすすめします。SUVとは思えないほど広々とした室内スペースは間違いなく一見の価値ありです。